オーストラリア第2の街、メルボルン。
2018・9年の「世界で最も住みやすい街ランキング」で
ウィーンに続き2年連続第2位にランクイン。
緑豊かな英風ビクトリア朝の街並み、そしてテニスの4大大会の全豪オープンなどの大きなイベントが定期的に開催される地として、毎年多くの日本人観光客が旅行に来ています。
そんな一度は来てみたいメルボルンの魅力を、今回は掘り下げて紹介します。
Contents
オーストラリアのメルボルンはどんな気候?
メルボルンの気候・時差
メルボルンは地図で見ると分かるように、オーストラリア大陸の南に位置し、温帯性気候という地域に属しています。
四季があり、ちょうど日本と逆です。
「1日の中にも四季がある」と言われているように、朝晩と昼の気温差が著しいのも特徴です。
春(9~11月)と秋(3~5月)
最高気温は20度ほどで、温暖で、最も過ごしやすい時期です。
ただし夜は10度以下まで気温が下がる場合があります。
よほど暖かい日でない限りは基本長袖、夜まで外出をする場合はその上に羽織る上着が必要です。
また、春は雨が多く、降ったり止んだりの不安定な天気の日が続くことがあります。
夏(12~2月)
最高気温30度ほどですが、1月には40度を超えることもあります。
ただし空気が乾燥していますので、日本のようなジメジメ感はありません。
また、数時間で急に温度が10度以上下がる場合もあります。
夜は15度程度まで下がる日もあるので、1枚薄手の羽織るモノがあれば良いでしょう。
紫外線が強いので、日焼け止めとサングラスはマストです。
冬(6~8月)
最高気温15度ほどです。
最低気温は1桁台まで下がります。
雪はめったに降りませんが、風がとにかく冷たく、実際の温度より寒く感じます。
しっかりと防寒しなければなりません。
時差は基本、メルボルンの方が日本より1時間早いです。
ただし、メルボルンがあるビクトリア州はサマータイムを取り入れていますので、その期間(10月初旬から4月初旬)は、日本より2時間早くなります。
オーストラリアのメルボルンの治安はいいの?
メルボルンは住みやすい街ランキングでも高い順位であるように、
基本的に治安が良い街で、フレンドリーな人が多いです。
シティ内では夜遅くやっているお店も多々あり、街灯もあります。
交番がない代わりに、シティの中は警察官がよくパトロールをしています。
海外旅行の経験が少ない人でも安心と言えます。
ただし、そんなメルボルンでも注意をしなければならないことがあります。
まずは
街の中のホームレス。
お金を求めて話かけてきますので、丁寧に断るか、無視をしましょう。
夜には、アルコール、ドラッグのトラブルも多々発生しています。
特に、
バーやナイトクラブに女性のみで行く際などは十分注意した方が良いでしょう(日本人女性はオーストラリアでは人気があります)
そしていろいろな国の人が住んでいるので、郊外の方に行くと治安が良くないエリアというのがいくつか存在します。
そのようなエリアには極力近づかないようにしましょう。
また、これはメルボルンに限った話ではありませんが、
自身の荷物は自己管理を徹底してください。
トラムや電車の中で寝てしまい、荷物を盗まれた話もよく聞きます。
メルボルンの物価
メルボルンに限らず、オーストラリア自体が日本に比べて物価は高めだと言われています。
たとえば空港で水を買えば4ドル、サンドウィッチを買うなら7ドル、外でお昼を食べると10ドル超えは普通です。
しかし、物価も高いですが、給与も高いのがオーストラリア。
2019年現在のオーストラリアの最低自給は19.49ドルです。
働いたときにもらえるお金も大きいのです。
物価が高いと言っても、スーパーマーケットに行けばそれなりに安く商品を購入できます。
しかも、一部の果物や野菜、小麦を使った食品(パンやパスタなど)は日本のものよりも安く売っていますので、自炊する生活を続ければ生活費は抑えられます。
ちなみに人口集中化により、メルボルンとシドニーは不動産の価格が上昇し続けています。
メルボルンのおすすめスポット3選
メルボルン、またはその周辺には多くの観光地がありますが、その中でも代表的なものをいくつか紹介します。
グレート・オーシャン・ロード
メルボルンの南東、トーキからワーナンブールまでの約260kmに渡る海岸沿いの道路です。
世界で1番美しい海岸線とも呼ばれており、日本の車のCMや、某歌手のMVでも使われました。
海岸線に連なる岸壁や、長い時間をかけて風や波で浸食されてできあがった奇岩群が特徴です。
特に1番人気の景勝地は「12人の使徒」。
キリストの12使徒のように力強く崇高な奇岩が海の上にそびえ立っています(8つの岩が現存)。
またそれ以外にも、英国船が難破した悲劇の地「ロック・アード渓谷」や、
「ロンドン・ブリッジ」などの景勝地も人気があります。
移動距離が長いので、現地のツアーに参加して行くことが一般的です。
ツアー会社によっては、途中の街で昼食&散策タイムを取ったり、ケネット・リバーという野生のコアラを見ることができるスポットに立ち寄ったりします。
フィリップ島
メルボルンの南東140kmのところに位置するフィリップ島は、
体長40cm、体重1kgの世界最小のリトルペンギンの生息地です。
昼間は海で餌を取り、夜になると浜辺に戻ってきます。
そして身を守るため、浜辺で一定の数が揃ってから巣に帰る習性があるのですが、
このかわいいペンギンの行進を見るために、多くの観光客が島へ向かいます。
一時は数が激減したペンギンですが、人間による手厚い保護の結果、その数は復活。
見学施設では間近でペンギンを見ることができるのに加え(写真撮影は禁止)、ペンギンの生態について紹介されている展示物や、お土産屋もあります。
ちなみに1番のおすすめの時期は夏です。
ペンギンの数が他の時期よりも多いことに比べ、ヒナを見ることもできます。
ただし、ペンギンが出てくる時間帯は遅くなるため、必然的に帰りの時間も遅くはなります。
ペニンシュラ温泉
実はオーストラリアにも天然温泉があることをご存知でしょうか。
ペニンシュラ温泉は、日本の温泉に感銘を受けたオーナーのチャールズ氏が、
世界30か国以上のスパを研究した後に2005年にオープンした、
国内最大級の総合温泉施設です。
メルボルンから約100km、モーニントン半島の地下637mから湧出した天然温泉を使っています。
湯が注がれた露天風呂をはじめとする入浴施設やスパトリートメント、カフェなど、バラエティに富んだリラクゼーション設備は20以上。
年間45万人以上の人が訪れる人気スポットです。
水着を着て入浴するのですが、そのお湯はかすかに硫黄の香りがします。
観光客だけでなく、普段シャワー生活であるメルボルン市民にとっても、憩いの場となっています。
まとめ
メルボルンは昔ながらの建物と現在の建物が融合された街です。
古い教会群ももちろん見ごたえがありますが、現在的な建物も必見。
ビルの形が変わっていたり、色が変わっていたり、装飾物が付いていたりと、日本ではなかなか見られないような建物が多くあります。
それ以外にもカフェの街としても有名なので、カフェで本場のコーヒーを飲んでみるのも良いでしょう。
ここでは書ききれない程たくさんの魅力で溢れているメルボルンへ、是非行ってみてください。