Apple社から待望のiPhoneの最新機種、iPhone11シリーズが遂に発売が開始されました。
昔からiPhoneを利用している人はもちろんのこと、他機種を利用している人でさえも、iPhone11の優れた動画性能をCMなどで知っているはず。
今回は、そんなiPhone11の動画性能について、それに付随する知識を交えながら解説していきます。
Contents
iPhone11シリーズカメラの動画性能は?
まずはiPhone11の3シリーズそれぞれの動画性能を比較してみましょう。
iPhone11には、iPhone11、iPhone11 Pro、iPhone11 Pro Maxの3つのシリーズが存在します。
iPhone11 | iPhone11 Pro | iPhone11 Pro Max | |
カメラの数 絞り値 | 超広角,広角 f/2.4,f/1.8,f/2.0 | 超広角,広角,望遠 f/2.4,f/1.8,f/2.0 | 超広角,広角,望遠 f/2.4,f/1.8,f/2.0 |
ズーム性能 | 2倍光学ズームアウト 10倍デジタルズーム | 2倍光学ズームイン 2倍光学ズームアウト 10倍デジタルズーム | 2倍光学ズームイン 2倍光学ズームアウト 10倍デジタルズーム |
画質 | 4K(24,30,60fps) | 4K(24,30,60fps) | 4K(24,30,60fps) |
その他特徴 | ビデオ再生:最大17時間 | ビデオ再生:最大18時間 | ビデオ再生:最大18時間 |
この3つのシリーズのカメラ性能の一番の違いは、上記の表の通りカメラの数です。
iPhone11には超広角、広角の2つのレンズが搭載されていますが、iPhone11 ProとiPhone11 Pro Maxの二つの機種には、超広角、広角に加えて望遠レンズが実装されています。
これにより、その2機種では遠く離れた被写体の撮影にも優れた動画撮影が実現されています。
動画性能でよく見るfpsとは?
率直に記すと、fpsとはフレームレートのことを指します。細かく説明していきましょう。
まず動画は、この世の中にあるもの全て、静止画を連続させることで成り立っています。
パラパラ漫画を思い出してみると良いでしょう。
あのように、一コマ一コマを繋げることで1つの動画となるのです。
しかし、極端な話、仮にその一コマ一コマが1秒ごとに切り替わるとすると、ほとんどスライドショーと変わりません。
せめて1/10秒ごとに切り替わるコマの連続でないと、人間の目には動画として認識できないのです。
そこでカメラの世界においては、fpsという単位を用い、1秒間に何コマ切り替わるのかを(1秒間に何枚の静止画で構成されているのか)記しています。
例えば、30fpsという値であれば、1秒間に30枚の静止画が記録してあるということになり、動画の滑らかさを知ることが出来ます。
30fpsは60fpsより半分の滑らかさの動画となります。
今回発売のiPhone11では、これまでのiPhoneとは比べ物にならない、60fpsという滑らかさを実現しました。
iphone11でも4Kが撮れるの?
今やテレビやスマートホンで話題となっている4K。
iPhone11では4Kの動画撮影が可能となっています。
4Kとは、映像における解像度のこと。
テレビでもスマートホンでも、ディスプレイは色の付いた点の集合体です。
その点の数を画素数と言いますが、解像度は画素数とイコールの関係。
点の数が多ければ多くなるほど集合体は密度が濃くなりますから、見る人にとって滑らかなものとなります。
4Kの画面には横3840画素、縦2160画素、それを掛けて829万4400個の画素が敷き詰められています。
通常それを「3840x2160」と記しますが、約4000個の横の画素数を取ったその値が、4Kの正体です。
(Kは1000の単位を示します)
iPhone11で綺麗に動画撮影するコツ
以上に記してきたように大変性能の良いカメラを持つiPhone11ですが、下手な撮り方をしてしまうとせっかくの技術も台無しになってしまいます。
ここでは、iphone11に搭載されている綺麗に撮影出来る機能を用いたコツを解説していきます。
とにかく手ブレを抑えよう
動画を撮影するにも静止画を撮影するにも、手ブレは禁物。
せっかく綺麗に撮れたのにブレてて台無しになった、そんな経験を持つ人も多いでしょう。
しかし、iPhone11には光学式手ブレ補正機能が搭載されました。
これまでのiPhoneにも手ブレ補正機能は搭載されていたのですが、iPhone11で実装された手ブレ補正は過去作よりもさらに強力となりました。
4Kの高画質と相まって、iPhone史上最高の動画撮影が可能となったのです。
スタビライザー(ジンバル)で他と差をつけよう
さて、iPhone11には手ブレ補正機能が搭載されていると上記に示しましたが、それでもやはり動画撮影の時には手ブレに万全の注意を払いたいものです。
そこで活躍するのが、ブレを軽減して滑らかな動画撮影が実現できるスタビライザー。
別名シンバル。
これはブレが生じる方向とは正反対の方向にカメラの位置を調整することで、
手ブレを物理的に抑えることを可能とするものです。
価格:16,000円 |
大きく分けて手動式と電動式があり、手動式は機材の重量に応じて自分で重りを調整する必要があるのに対し、電動式は電動モーターによって自動調整してくれます。
iPhone11自体に搭載の手ブレ補正機能とスタビライザーによって、もう手ブレに悩まされることはなくなるでしょう。
iPhone11の動画性能解説まとめ
iPhone11にはこれまでのiPhoneに比べて大変進化した動画撮影機能が搭載されました。
4Kという高画質と60fpsという動画の滑らかさが実現され、さらには動画撮影時に悩む人の多い手ブレをも抑えてくれる強力な手ブレ補正機能が実装されたiPhone11。
これまでのiPhoneとは比べ物にならない動画を誰でも撮影することが可能になりました。