ドローンをお使いのみなさん、プロペラガードというものはご存知ですか?
せっかく趣味・仕事のために高いお金を出して買ったドローンなのですから、事故などで壊したくはありませんよね。
そんな方たちは是非プロペラガードを使ってみてください。
ここから詳しくご紹介いたします。
Contents
ドローンのプロペラガードとは?
プロペラガードは、ドローンのプロペラの周りにつけるカバーのようなものです。
ドローンの操縦ミス・誤作動などで何かにぶつかった際、ドローンが壊れないように、そしてドローンが何かを壊さないようにガードしてくれます。
ドローンのプロペラガードで手を切ってしまったり、着陸時に周囲の草などをカットしてしまいドローンにへばり付いて汚れてしまったなどという経験をしたことがある方も多いことでしょう。
しかし、未だにドローンにプロペラガードなんて必要あるの?と疑問を抱いている人も多いですよね。
長くドローンを飛ばすためにも、バッテリーの持ち時間を考えれば1gでも軽くしたいもの。
しかしその点を考慮しても、装着を推奨される理由があるのです。
ドローンのプロペラガード装着のメリットとは?
ドローンにプロペラガードをつけるメリットとしては、簡単に4つが挙げられます。
①障害物からドローンを守る
まず何と言っても、ドローンの操縦中に建物などの障害物に接触してしまった際、その勢いでドローンが故障してしまう可能性がありますよね。
しかしプロペラガードを付けていれば、一定の衝撃までは耐えることができます。
せっかく高いお金を出して買ったドローンですから、傷つけたり壊したりしたくないですよね。
②障害物をドローンから守る
上記①と逆の発想ですが、ドローンが勢いよく障害物にぶつかった際、その障害物を壊してしまう可能性もあります。
自分の所有物が壊れるだけならともかく、他人の所有物を壊してしまって高額請求された!なんてことにはなりたくないですよね。
それを避けるためにも、プロペラガードは大切な役割を果たしてくれます。
③人をドローンから守る
前の章でお話ししたように、ドローンのプロペラで手を切ってしまった経験のある方も少なくないはず。
また、人の多い場所でドローンを操縦して誰かに怪我をさせてしまっては大変ですよね。
プロペラガードをつけていれば、人への危害もある程度抑えることができます。
④ドローンを汚れから守る
草むらでドローンを操縦した際、離陸・着陸時に周囲の草を勢いよくカットしてしまうことがあります。
当然その草はペタペタとドローン本体にくっついたままになってしまいますし、場合によっては虫も一緒に殺してしまい、大切なドローンを汚してしまうことも。
こんなシチュエーションにも、プロペラガードは周囲をカバーし、少しだけ良い働きを見せてくれます。
プロペラガード装着時のデメリット
メリットがあればデメリットもあるはずですよね。
ここでは、大きく3つのデメリットをご紹介いたします。
①重量が増え、バッテリー持ちが悪くなる
まず第一に、飛行物体である以上は出来る限り本体を軽くしたいものですよね。
重量が増えてしまえば、その分バッテリーの減りが早くなります。
プロペラガード自体はそんなに重いものではありませんが、長距離飛行での撮影を頻繁にする方にとってはデメリットになりかねません。
②空気抵抗が生まれ、飛行性能に影響が出る
ドローンに追加で何かをつけるということは、空気抵抗が生まれるということになります。
ましてやプロペラ周りに装着するものですから、多少なりとも飛行性能は落ちる可能性があるわけです。
③プロペラが映る可能性がある
最後に、ドローンのカメラ角度によってはプロペラガードが写真・映像に映り込んでしまう可能性があります。
プロペラ周りを大きく囲うことになりますから、これは仕方ないですよね。
プロペラガードをつけるべきなのか?
結論から申し上げますと、プロペラガードはつけるべきです。
大抵の撮影時にはデフォルトとしてプロペラガードをつけた上で操作するようにしましょう。
そして、大自然の中で人も障害物も全然ない上、角度によってプロペラガードが映ってしまう可能性がある撮影時のみ取り外し、安全を充分に考慮した上で操縦するという形がベストです。
ドローン撮影許可の面からもつけるべきである
人口密集地でのドローンの使用、また操縦者の目から見えない範囲での飛行など、国土交通省の許可が必要な場合があります。
その際に提出する書類に、安全面の項目でプロペラガードを装備していることが原則条件となります。
そのため、事前に国土交通省の許可を取る必要があるとわかっている場合の撮影であれば、プロペラガードは購入しておいて損はないでしょう。
※プロペラガードが無い場合は安全面での対策を許可を取る際に明示する必要があります。
まとめ
プロペラガードについてまとめましたが、安全面のため、屋内や人が多い場所・操作に自信がない人は着用が必須となりますね。
しかし、飛行性能等の観点から考えると全てのシーンでつけるということもオススメできません。
メリットやデメリットをしっかり理解した上で、自身の判断の上使用することが重要となります。